3.必要な保障内容とは: 2008年9月アーカイブ

生命保険で"保障内容"のお話しをすると、頭が痛くなるほど難しいと思いがちですが、生きる為に必要な保険を考えると、6種類に分かれます。

 

1、死亡整理費用、葬儀費用等の為に準備する終身保険。

2、ご主人に万が一の時に残された家族が生活する為に準備する収入保障保険。

3、入院した時に必要になる医療保険。

4、これからの日本は老人社会。介護が必要になった時の為に準備する介護保険。

5、老齢化社会を迎えるにあたり自己防衛の為に準備する年金保険。

6、可愛い子供の進学費用の貯蓄の為に準備する学資保険。

 

今までの保険では、全部の保障を組み合わせた"セット"の保険でしたが、これからは、1つ1つ必要な保障を、必要な用途に合わせ、予算に合わせて加入する事ができます。

 

1、終身保険
死亡した時には遺族が保険金を受取り死亡整理費用、葬儀費用等に使います。保険金は、300万円から500万円くらいで加入する方が多い。「その保険だったら、入っているから大丈夫だ!」と、言う方が多いのですが、この保険の特徴は、支払いが完了した時点で、支払い保険料の合計よりも解約した時の払戻金の方が多くもらえる事です。(但し、保険会社、商品によって違います)また、払戻金は年金として貰うことも出来ます。つまり、死亡保障付きの貯蓄として使えると言えます。

 

2、収入保障保険
死亡した時に遺族が保険金を受取るわけですが、保険金を一括で受取るのではなくて、"毎年"又は"毎月"亡くなったご主人の給料の代わりに受取れます。例えば、満期を定年退職の60歳にすると、定年退職までの間に給料の代わりに受取れます。また、保険会社によっては、満期までにもらう保険金を全額受取れたり、受け取り期間を短くして1回の受取額を大きくすることが出来ます。つまり、子供の成長や家計の状況によって、受取りかたを選ぶことが出来るのです。(受取り期間を短くした場合、受け取り総額は下がります)

 

3、医療保険
医療保障の内容は各社まちまちで解かりにくいのですが、若いうちに加入しておくと「わずか」数千円の保険料で入院1日当たり1万円の給付金を一生涯受取れる保険が有ります。解かりにくい内容の内、最低限一入院の日数、生活習慣病(成人病)の時の保障内容を確認しておきたいものですね。間違っても、「○○年毎に○○万円もらえる」等に惑わされてはいけません。また、一生涯に男性は2人に1人、女性は3人に1人発症すると厚生労働省で発表している"ガン"への準備も若いうちに済ませておくと安心です。

 

4、介護保険
これからは少子高齢化の時代です。特に不安なのは、公的介護保険の対応内容で、年々給付範囲は狭まって行くことは明白です。その為に60歳以降に要介護状態になった時に対応できる介護保険が必要になります。

 

5、年金保険
この保険についても、介護保険と同じように少子高齢化による自己防衛のために加入する保険です。目減りした老齢年金の補填分としての考えますが、銀行預金も低金利の時代、年金保険にしても選ぶ商品を間違えると大変な事になります。また、終身保険を貯蓄機能を上手に使って年金を確保する方法も有ります。

 

6、学資保険
学資保険は、子供の進学費用の貯蓄の為と言う方が多いのですが、保険会社によっては保障を重点にしているものもあります。目的によって貯蓄重視なのか、保障重視なのか選択を誤ると大変な事になります。また、終身保険を貯蓄機能を上手に使って学資を確保する方法も有ります。


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